南仏な会話 1
そこにテーブルを出している近くの「サラダ屋」のおやじさんにコーヒー を所望して、少しお話をします。 「ここは、昔は市として使われ、その後、僧院になって、火事で燃えて・ ・・」と説明が続きます。(理解率30%) この村は規制されていて(classifier)、広告や看板が出せないので、昔 のままの状態に保存されています、とのこと。なるほど、たしかに中世の まま、たいへんひっそりしています。 さらに自分自身についても話しが続きます。 シーズンの6、7、8月だけここで店を開いて、あとはレユニオン島(フ ランスの海外県)で現地の建物の復元(restoration)をしている、と。 この村が気に入った私は、数日後、今度は自転車でこの通りを通ることに なります。この前の店の前を自転車を押しながら通りかかると、中からそ
のおやじが出てきて私に話しかけてきます。 彼は私のことをしっかり覚えていて、通り掛かったのを目ざとく見つけ、 「忘れなかったか」と言ってきてくれたのでした。
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