17 リオ編
ここはリオの郊外にあるHさんのお宅。2日の夜はHさんのお宅に泊め てもらうことになりました。リオというのはとてもでかくて、市心から
ここまでは快速バスで小1時間もかかります。家は「小さいから」と か「ボロだから」といわれましたが、それは間違ってはいませんでした。 でも、「だからどうだって言うの?」というのがしばらくしての私の感
想。夫婦2人でのつつましいけど、満ち足りた生活がそこにあるようで した。 翌朝、私は時差ボケで暗いうちから目を覚まし、玄関先(といっても塀 の中)で時間をつぶしたり、ちょっと辛い時間をすごします。雨は上が っていますが、まだ雲が・・・ 6時を過ぎるとTVが「農業天気予報」 を放送するのですが、あまり要領を得ません。回復基調ではあるようで すが。 ご両親は7時まえにそそくさと仕事に出かけます。わたしはお礼を言いな がら、「ごめんなさい、今晩はホテルに移ります」と伝えます。 8時前にHさんが起きてきます。で、カフェデマニャンをすることにし ました。要するに朝食です。(パーイとマーイは朝食抜きで出かけたの です。だって、仕事場はレストランだから)このために、2人で100 mほどのところにある食料品店(小屋というべきか)へ行っておいしい パンやサラミを調達します。これにコーヒーを加えて、玄関先のテラス で朝食。この表現からロマンチックな雰囲気を想像するのは「素顔のブ ラジル」を知らない人ですね。ここはちょっとした丘の上なのですが、 うーん、なんとなくシルクロードやアラブのカスバ的住宅街を連想させ ます。なにせ土塀の間の道を荷役の馬車が走るのですから・・・ そこへマーイから電話がかかってきます。「何しているの?」とか、 「ゴムぞうりをあげなさい」とか言っているみたいです。この母子は 日本語とポルトガル語をまぜて会話しています。 |
ポンジアスーカから見たコルコバード |