次のナタリーは、Auberge de la Lube の主、モーリスにかかってきた電話の主。モーリスが大きな声で「やあ、ナタリーか」なんていうので、期せずして客から「おい、その電話、俺に替われよ！」の声が。でも、tutoyer する（おまえ、で話をする）相手のナタリーとはモーリスにとって何者だろうか。
　最後のナタリーは、もちろんかつての私の南仏でのフランス語の先生。とってもきれいな人なんですが、実は南仏ではナタリーのような美人は決してめずらしくない。そう、Aix や Nice の街には、申しわけ程度の短いスカートをはいたナタリー美人が、あふれているんです。疑うなら、行ってみてください(･･;)。
　でも、２週間教えてもらって、ナタリーのすてきな点は、決して外見ではなく、彼女の素直で誠実なキャラクターであり、その話し方、笑いかた,身のこなしであることは、わかっております。そして、こんども、似たような話し方をする人にあった時に、ついナタリーを思い出してしまいました。

　今回は、ナタリーに会いにいったのか、って？　いいえ。そして、これからもナタリーにあうことはないでしょう。