さて、ニース空港についたら、フランを作らなくっちゃ。
ATMはフランス語で何というだったけ? Distributeur du Billet (紙幣自動販売機)じゃなかったねえ。と、掲示板でののじさんのコメントを思い出しました。Guichet
Automatiqueだった!
で、案内所へに行って「Guichet Automatique はどこですか」と聞きます。「そこを下りて、左に両替所があるから、その隣です。」と答え。
なるほど、さっき見落としていたな。
まず、VISAを入れて、暗証番号を打ち込んで・・・ 機械は「あなたのカードは読めません」と言ってくる。フランスの機械は感度が低いのは承知しているので、この反応にはもう驚かない。
じゃ、ダイナーズでやってみるか。 また「このカードはだめ」と反応してくる。えいっ、リトライだ、とちょっと押し込んだら中途半端に入っていって、もうつまみ出せないようになってしまった。こりゃ困った。どうせなら、と強引にむりやり押し込んでしまった。当然、「読めません」とはき出してくると期待したのに、そのままなんともならない。ぎょ、カードを食べられてしまった!
そこへ、若くてンサムな国家警察(gendarmerie)のお兄さんが2人やってくる。「どうかした? 使ってもいい?」と聞いてくる。
「じつは、わたしのカードがひっかかってしまったんです。動くかどうか分からないけど、試してみたら?」と返事をした。
ここで私がこんな複雑な表現のフランス語ができるなんって誤解しないように。「自分ではこのように言ったつもり」というレベルでの単語の羅列です。
お兄さんたちは「じゃ、その両替所の窓口と掛け合えばいいですよ」と言ってくれる。
この機械、私のカードを飲み込んだ直後だけど、平気で動作している。つまり、異物を飲み込んだら、異物専用の別の胃袋に入れて、その後も正常に動作するように出来ているのですね。これは良くできた設計かも知れない。
さて、機械は大丈夫だとすると、やっぱりフランを作らなければ。 スーツケースから、バックアップ用にしまっておいてあるマスターカードを引っ張り出す。こういった事故に備えて、通常、3枚のカードを別々に携行しているのです。マスターカードは、sans
problem で動作して、当座のフランは大丈夫。 さて、ダイナーズの回収はどうしようか。 |
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これがその「犯人」のATM。99年3月にはこのあたりは工事中で様変りしていた。04年1月、またしても工事中。この銀行は撤退とか。
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窓口の人がくれたメモ
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