こんど(97-9)は、モナコで「灰色のプジョ-106」を借りました。
これで、マントンのすぐ上にあるGorbioとSt.Agnes、日を変えてイタリア国境ぎりぎりに北上、Sospel、Saorgeをへて、NotreDame
des Fontaines を往復してきました。
Notre Dame des Fontaines には、壁画がいっぱいに描かれている教会があるのですが、この奥の奥とおもわれる場所ですら、けっこう大勢の人たちが押し掛けています。
ニースの近郊の山間(ニース後背地、arriere-pays nicois とよばれる)には、岩山に張り付くようにつくられた集落がたくさんあります。中に入ると、石作りの家に挟まれた狭い通りをトンネルのような坂道がはっていき、タイムスリップしたような気分です。そして、きまって広場には泉が、高みには教会があります。こういった村々を探訪する魅力を知ってしまうと、もうとりつかれてしまいます。
今回見つけてきた 「Villages et hameaux isoles des Alpes-Maritimes」(A-M県の人里離れた集落)というガイドブックには、ほとんど無名の集落が約70くらい載っています。これは、なかなか優れもので、次の旅行にむけて胸がふくらみます。
最後に、独断的なアドバイスを。
・1日に訪れる集落は1ヶ所2時間半くらいとるとして、3ヶ所が限度。それ以上まわると、ごっちゃになり、印象が希薄になる。
・出来る限り車は使わず、あえて苦労してアクセスするようにする。
・季節は、山に雪が残り、新芽が吹く春先がベストか。
では、今回撮影した写真を紹介します。「自分だけのかわいい村」とは言えないのが残念ですが。 |