【リオ、そしてブエノスアイレスへ】１３

１３機内で迎える２１世紀　

　わたしのフライトは、成田を大晦日の１８時５０分に出て、シアトルを経て、マイアミからはおなじく大晦日の２３時２０分発のリオ行きです。
　さて、機内で迎える２１世紀の様子はどんなでしょうか？
　その前に、成田を１８時５０分に出るシアトル行きは、太平洋上で新年を迎えるのでしょうか？　答えは yes and no です。
　東京から東に日付変更線までまだ３時間の時間帯が残っています。飛行機はほぼ１９時に成田を出るのですが、この時、日付変更線のあたりでは２２時です。０時までには後２時間しか残っていません。すなわち、成田を出てから２時間のうちに日付変更線を越えることが出来ればそのまま３１日にとどまることになります。
　現実には、日付変更線まで２時間で到達するのは不可能。つまり、日付変更線の西の太平洋上で新年を迎え、日付変更線を越えた途端、大晦日の朝に戻ります。
　しかし、機内の人にとってみれば、大晦日の夕方に成田を出て同日の朝にシアトルに着くのに、途中で一度新年を迎えるというのはいたってしっくりきません。ということで、このような固い解釈はなし。つまり、機内では新年の祝い事は何もありませんでした。